80年代洋楽再考パワフルに生まれ変わった『イエス/ロンリーハート』

 『オウナー・オブ・ア・ロンリー・ハート』この曲との出会いはけっこう衝撃的だった。

 家のレコジャケアートギャラリーのテーマをプログレにしてたんだけど、今日で終了なので、駆け込みでプログレ3連発を!!!
80年代に入ってプログレ勢は、けっこう苦境に立たされていた。そんな時まさかあの[イエス]が、コンパクトでやたらポップな作品を発表するとは・・・。そのアルバムは【90125】。

 元々ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、リック・ウェイクマンが脱退した段階で、残されたクリス・スクワイア、アラン・ホワイトは一時期、解散したZEPのジミー・ペイジ、ロバート・プラントとXYZなるプロジェクトを作る。「イエスのYとゼップのZを掛け合わせ」をねらったらしいが結局立ち消えとなる。
 
 まさか、あのダイナミックでクラシカルなイエスが「ニューウェイブ調」のこんな曲を作るとは・・・。しかも、ジョンとリック・ウェイクマンが脱退してトレバー・ホーンとジェフ・ダウンズ(バグルズ)を代わりに入れた【ドラマ】でさえ、全盛期のサウンドを再現していたのに。
 やはりトレバー・ラビンの持ち込んだ新しいサウンド・センスが素晴らしかったのだろう。当初「90125」とか「シネマ」と名乗っていたが、まもなく出戻りのジョン・アンダーソンも加わって、結局「イエス」を名乗る。

 タイトルソングは、デジタル・ビートやサンプリングを生かした極上のポップスに仕上がった。PVも現代人のストレスを表現した、やたら印象的なもので、火花やとかげの舌がデロリンと出てくるシーンに、ギターやシンセの音をシンクロさせる効果もよかった。そして、バグルズのトレバー・ホーン仕込みのオーケストラル・ヒット(ストリングスのジャン!!って音)も衝撃があった。
 ※残念ながらアルバム全体を通して、ロンリー・ハート以上の楽曲は見あたらなかった。




ロンリー・ハート(紙ジャケ SHM-CD)
ワーナーミュージック・ジャパン
2009-07-22
イエス

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この記事へのコメント

2010年10月20日 07:38
このPVは、おもしろいですね。
蛇とか、鷹とか、黒猫はいいけど…虫系はちょっとエグイかな…特にミールワームだと思うけど、これで顔洗ったり、目に乗せてるのは結構怖い…

このCDは持っています。
(これが出た時期って、CDとLPが、どちらも発売されてた時期だったですよね)

先日、息子が聞きたいと言うので聞かせてあげたら、ジョン・アンダーソンの声がキツイらしくて、数曲で「もういいよ~」と言うと、どこかに行ってしまいました…

このアルバムの最後の曲「ハーツ」も好きな曲です。

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  • イエス 2

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