ディープなサザンソウル色の濃いサウンド【ライブ・スタッフ/スタッフ】

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 今日はファンキーな色合いの濃いフュージョンを三枚。まずは【スタッフ】から・・・。

 ニューヨークの超一流スタジオ・ミュージシャンが集まり72年に結成、この来日公演の記録よりも前に三枚のオリジナル・アルバム【スタッフ】【モア・スタッフ】【スタッフ・イット】を発表しているが、今回紹介する【ライブ・スタッフ】は78年、郵便貯金ホールでのライブ・アルバム。
 基本的にスタジオ・アルバムではインスト・ナンバーが中心なのだが、このライブでは大半がボーカル・ナンバー。リチャード・ティー(kb)、スティーブ・ガット(ds)、ゴードン・エドワーズ(b・vo.)、コーネル・デュプリー(g)、エリック・ゲイル(g)の五人。初期に参加していたクリス・パーカー(元ポール・バターフィールドのベターデイズに所属)はすでに脱退している。そりぁスティーブ・ガットがいるとやりにくいだろう。技量の差は明らかだった。
 さて郵貯ホールでの演奏内容だが、グルービーでファンキーなインスト・ナンバー。スタッフの場合、フュージョンにカテゴライズされてしまったが、メンバーそれぞれは60年代から多くのロック、R&Bシーンで引っ張りだこの売れっ子セツションメンだったため、むしろファンキーなR&Bグループと捉えた方がいいかと思う。

1曲目からファンキーで腰の強いインスト・ナンバー。しかし、ニューヨークをホーム・グラウンドにしているせいか洗練されたファンキーさがたまらない。
2曲目は『ロード・ランナー』から始まるジュニア・ウォーカー・メドレー。ゴードン・エドワーズのボーカルが入るととたんにサザン・ソウル度が強くなる。この辺もスタッフの魅力。スティーブ・ガットの圧巻のドラム・ソロ入り。
3曲目にはゴードン・エドワーズとリチャード・ティーのオリジナル『ニード・サムバディ』。これもほれぼれとするリチャード・ティーのエレピとエリック・ゲイル、コーネル・デュプリーのツイン・ギターが何とも甘い雰囲気を醸し出している。
 コーネルのギターからはサウス・トゥ・サウスのクンチョーのギターワークを連想してしまう。もちろんクンチョーがコーネルから大きな影響を受けたことは確実。
4曲目は以前俺がフェイバリット・ソングとして取り上げたスティービー・ワンダーの『涙をとどけて』をインスト・ヴァージョンで、メドレーでスタッフのテーマヘ。この辺のつなぎ方というか、楽しませ方はやはり百戦錬磨の強者達だなぁと思わせるうまさ。
5曲目はゴードン・エドワーズの持ち歌で【モア・スタッフ】に納められていた極渋でなおかつスウィートなラブソング『ラブ・オブ・マイン』
ラストはもう一つのスタッフのテーマとも言える『デキシー』で閉める。ドリーミーでソウルフル。リチャード・ティーのエレピは本当に素晴らしかった。
一人一人の楽器の力量はもちろんだが、観客を楽しませるライブ・パフォーマーとしても、彼らは超一流であることが証明されたアルバムである。







ラストのディキシーはスタッフのものがなかったのでカバー・バンドで・・・けっこうレベル高い!!

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この記事へのコメント

2010年11月27日 15:47
上の2曲は濃い目のコーヒーが似合いそう…
他にも聴いてみましたが、”スタッフ”はインスゥルメンタルな曲がいいですね
2010年11月27日 18:19
スタッフの場合、インストなのに歌が聞こえてきそうな演奏がいいですね。リチャード・ティーやスティーブ・ガットはポール・サイモンの【時の流れに】で渋いいい演奏を聴かせてくれています。よかったらテーマ[シンガー・ソング・ライター]の所から探してご覧下さい。

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