マイケル・ブルームフィールド⑤【イースト・ウエスト/バターフィールド・ブルース・バンド】

 以前ファースト・アルバムを取り上げた事がある、バターフィールド・ブルース・バンドのセカンド・アルバム。
世間的には、こちらの方が代表作として有名なのだが、何しろ単なるホワイト・ブルースでは片付けられない幅広い音楽性をもったバンドだということ。マイケルのギタープレイは、ここでも白眉なのだが、あくまでポール・バターフィールドのボーカルとハーモニカが主役ということで、どんな風に紹介すべきか迷っているうちに年が明けた。
 この辺で紹介しとかなきゃ当分紹介できないなぁと思って今回書いている。
正直バターフィールドのボーカルはそれほど大したことはない。むしろ、ハーモニカ(ブルース・ハープ)の腕前はかなりスキルが高い。したがって、マイケルのギター、バターフィールドのハープにどうしても耳がいってしまう。
 また、もうひとりのギタリスト、エルビン・ビショップはマイケルの非凡さにどうしても陰が薄くなってしまうが、彼の才能は、むしろこのバンドを抜けてキャプリコーン・レーベルでの諸作で開花する。
さて、アルバムは『ウォーキン・ブルース』でスタート!!ロバート・ジョンソンのクラシック。マイケルのギターはどうやらテレキャスのようだ。まだ、後の豊かなトーンは聞き取れない。
ゲット・アウト・オブ・マイ・ライフ・ウーマン』アラン・トゥーサン作のサザン・ソウル。心地よいカッティングとリフ。
『オール・ゾーズ・ブルース』バターフィールドのハープとボーカル。あまり力んでいないところが良い。

ワークソング』トラディショナルで作者は不明だが、ブラック好きならどっかで聴いたことがある曲。これは、インストならではの白黒関係ない乗りがあって、けっこうはまる。マイケルのギターも良い感じ。
『マリー、マリー』これはサイケ風味の異色曲。
『トゥ・トレイン・ランニング』・・・ブルースでよく取り上げられるいわゆるトレイン・ソング。
『ネバー・セイ・ノウ』これ一曲のみエルビン・ビショップのリード・ボーカルをフィーチャーしたスロー・ブルース。
イースト・ウエスト』・・・このアルバムのタイトル・ソングにして特筆すべき一曲。
マイケルとニック・グレイブナイツの共作によるインスト・ナンバー。マイケル、ビショップ、バターフィールドの3人の渾然一体となったジャム。そしてソロの応酬。ブルース、ロック、ジャズそしてインド音楽的な混沌とした世界が繰り広げられる。(わざとインド音楽的な音階を弾いてみたり、実験性が高い演奏。トリップ感はあるが、あくまでなんちゃってインド)
とにかく、音楽評論家の評価は高かったがレコード・セールスには結びつかなかったアルバム。
 マイケルはこのアルバムを最後に脱退。ニック・グレイブナイツ、バディ・マイルスらと[エレクトリック・フラッグ]を起ち上げる。







East-West
Elektra / Wea
1988-07-14
Paul Butterfield

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この記事へのコメント

2011年01月12日 20:46
このアルバムは LPでよく聴きこみましたよ。
ほんと カッコいいし ここまで弾ける人はそういまいて。

なんといっても このアルバムで解散してしまったが
最高の作品ばかり。

ブルース・フィーリングというものが 体でビシビシ感じるねえ♪

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