トリオ編成とは思えない演奏力[E.L&P/レディース&ジェントルメン]

 奇しくもストーンズのDVDと同タイトルだが、公式発表されていたということで[レディース&ジェントルメン]といえば、ずっと長い間こちらの方をさしていた。そのくらい有名なライブ・アルバム。
 三枚組6面いっぱいにエマーソン・レイク&パーマーの素晴らしい演奏が、これでもかという感じで納められている。
『ホウダウン』から『聖地エルサレム』~『トッカータ』アナログでいえばA面にあたる部分ですでにヒートアップ。
キース・エマーソンの縦横無尽に弾きまくられるキーボードとシンセ。あくまで無機質にしかも複雑なフレーズをたたき出すレイクのベースと哀愁を帯びたボーカル。人間ドラム・マシーンと化したパーマーのドラミング。
 たった3人だけのロック・オーケストラは、スタジアムを興奮のるつぼにしてしまう。B面、C面をすべて使って『タルカス』を・・・。変調子の嵐。ギターレスのバンドでここまでカタルシスを与えてくれるバンドはそれまでなかった。
 音のサーカス、ストーンズは[ロックン・ロール・サーカス]というイベントを行ったが、もしもE.L&Pがその頃結成されていたら、招待されていたであろうか。いや絶対誘われなかっただろう。こんなバンドが参加したら、ストーンズだけでなくあとのバンドもすべて食われていただろうから・・・。
 しかし、これだけ高度な演奏をしていても、決して難解な印象を与えるどころか、キャッチーな印象を受けるのは彼らがエンターテイメントに徹していたからだろう。観客は、そうまるでサーカスやアクロバットを見るような感覚でコンサートに来ていたのだから・・・。そうした下世話な雰囲気はクリムゾンにはないだろう。
ライブ・バンドとして楽しませる姿勢がなければプログレのバンドのライブは退屈なものになってしまう。
 その辺をキース・エマーソンはわかっている。でなきゃオルガンの鍵盤にナイフ刺したり、下敷きになったり、オルガンを弾きづり回して格闘したりしないって!!(ジミ・ヘンのモンタレーと同じで)最初見たときコイツ頭おかしいぜって思ったもんね。(スペシャル・サンクス・・・ヤング・ミュージック・ショー)
※このアルバムを聴くときはくれぐれも体力が十分ある時に、ご自分の体調を確認しながらご試聴下さい・・・。







レディース&ジェントルメン
ビクターエンタテインメント
1999-03-20
エマーソン・レイク&パーマー

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この記事へのコメント

2011年01月16日 21:26
実はこのライヴ盤こそがEL&Pの魅力を最大限に生かしているのではないかと思っていました。彼らの芸人魂が見事に収められている重要作です。EL&Pというバンドのエンターテイナーぶりがよく伝わってくるというところに賛成一票です。客を楽しませてなんぼという考え方は大事だと思います。
2011年01月18日 20:58
4枚組みレア・ライブ集も最近出ましたね。欲しいけどしばらくはガマン!!小遣い入ってからだな。

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