ニューヨーク・ロック⑩ルー・リード【死の舞踏/サリー・キャント・ダンス】

 ルー・リード74年リリースのソロ・アルバム4作目。それまでの3枚のアルバムがロンドンでの録音だったのに対して、このアルバムは初めてニューヨークでのエレクトリック・レディ・スタジオで録音されている。
 そう意味では正しく〔ニューヨーク・ロック〕。
それまでとの大きな違いはハンター&ワグナーの強力ギター・コンビが参加していないせいか、ソウル色がやや濃い仕上がりになっていること。
 『ライド・サリー・ライド』でも後半女性コーラスやブラスが入ったアレンジは実はソウルR&Bが大好きだったというルーの発案。
しかし、この曲のルーのやるせないボーカルはグッとくる。
『アニマル・ランゲージ』でもハードにうなるギターで幕開けするもののR&B色がかなりいかした演出でご機嫌。
ブラス隊やコーラスも活躍。
『ベイビー・フェイス』メロウでブルージーな退廃ソング。
『N.Yスターズ』イントロのギター・リフからかなりカッコイイ、ルーなりのブルース・ロック。
『キル・ユア・サンズ』アーシーでダルなルーのボーカル、こういう音楽性が後のパンク世代に与えた影響は大きい。
『アンニュイ』タイトル通りのイメージを抱かせるワルツ。実に穏やかで美しいメロディ。
『サリー・キャント・ダンス』タイトル・ソングはめちゃめちゃファンキーで華やか。俺はこういうルーも好きだな。
『ビリー』一変してフォーキーなアコギをフィーチャーした逸品。
『グッド・テイスト』・・・おそらくオリジナル・アルバムには入っていない曲。ボートラっていう奴。うん、所詮没曲だな。

てことで、このアルバム、できればアナログのLPで味わって欲しいな。

因みに参加メンバーはマイケル・フォンフォラ(キーボード)、ダニー・ワイズ(ギター)、プラカッシュ・ジョン(ベース)
ウィッティ・グレン(ドラムス)。『ビリー』に元ヴェルヴェツのダグ・ユールが参加。
 ルー本人は発売直後毛嫌いしていたアルバムらしいが、これはこれでルーのひとつの側面をとらえた秀作だと思う。俺は好きだな。








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この記事へのコメント

2011年08月01日 15:34
まさしく
背徳
倦怠
さて
ルーと
メタリカが
組んでアルバムを出すそうです
超楽しみ!!
2011年08月01日 18:03
ルー・リードとメタリカ、ちょっとできあがりが想像できないけど、いい化学反応があるといいなと思います。
LA MOSCA
2011年08月02日 22:13
この辺出されちゃうと黙ってられません(笑)
うん、コレは本人大嫌いのようですが俺も好きです。
チャートアクションも良かった筈。
ジャケはタバコのパッケージみたいだけどね(苦笑)

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