80年代洋楽再考【リメイン・イン・ライト】トーキング・ヘッズ

 トムトム・クラブはトーキング・ヘッズのリズム隊の課外活動。やはり、本隊の方が圧倒的にオーラがあったね。というかデビッド・バーンのエキセントリックな個性とソングライティングが気に入っていた。

80年リリースの大傑作にして問題作。大胆なアフロ・ビートとデジタル楽器の導入。ライヴでは黒人メンバーを加えてよりマッスルなブラック・ミュージック色を強めていた。その様子は[ストップ・メイキング・センス]で見ることが出来る。

それまでのアメリカのルーツ・ミュージックから出来るだけ遠ざかろうとして取り入れた要素が逆にプリミティヴなブラック・ミュージックに近づく要因になるというコペルニクス展開。

さらにいえば無機質なデジタル・ビートの反復がファンク度を増すことに繋がった。全く奇跡的な発見。もちろんイーノが絡んでいるので、何処までがデビッド・バーンのアイディアなのかはわからないが・・・。
2曲目の『クロスアイド・アンド・ペインレス』などのビートは時にファンカデリックを思わせる。そしてラップの部分は『おしゃべり魔女』の前哨戦??
『グレートカーヴ』も基本的にはワン・コードのファンク。
『ワンス・イン・ア・ライフタイム』ここでようやく本来のトーキング・ヘッズらしいメロディが登場。しかし、やはりリズム・アプローチはそれまでにないパターン。いや、待てよ。『サイコキラー』のリズムを変えれば??
『ハウスィズ・イン・モーション』・・・プリンスなんかにも通じるセンス。しかし、違うのはひとつもリズムが弾まないこと。つまりグルーヴがない訳ね。したがってライヴで黒人メンバーを補充したのは必然!!
『リスニング・ウィンド』アフロビートに限らず当時いわゆるワールド・ミュージックに飛びついたのが、インテリ白人に多かったのは決して偶然ではなく、自らはプリミティヴなグルーヴ感を出せなかった白人のコンプレックスではなかったかと思う。トーキング・ヘッズしかりポール・サイモンの【グレースランド】しかり・・・。

そしてソウルの上澄みだけを上手に取り入れたイギリスのニュー・ロマンティックとかという音楽も流行ったね。
流行ったということは廃れるのも早い訳・・・。
 もっとも白人でも本物のソウルに迫るくらいの才能もほんの少しはいたけどね。










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この記事へのコメント

OASI-Z
2012年01月16日 22:18
このアルバムは数年前の「レココレ25周年特集」の「80年代ロック・アルバム・ベスト100」で、堂々の第1位に輝いていましたね。
ただ、作品の内容と言うよりは「スタイルとか方法論みたいなものが、いかに画期的で影響力があったか」という観点での1位なのでしょうけどね。

何せ、70年代の第1位がピストルズですから・・・。
2012年01月16日 22:58
そうそう70年代1位がピストルズっていうのがめっちゃ違和感ありました。ピストルズ好きだけど70年代は音楽的にすごく内容がこい時代だったので、せめて70年代前半と後半とかに分けてランキングしてもらいたかった。そうすれば70年代後半はピストルズでもよかったけど・・・。

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