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zoom RSS アメリカ公演の失敗→契約訴訟問題→キンキー・サウンドヘの序章【キンク・コントラバーシー】

<<   作成日時 : 2012/03/27 16:33   >>

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 65年リリースのサード・アルバム。なんとこの当時キンクスは恩師であるラリー・ペイジ及び音楽出版社デンマーク・プロダクションと出版印税や給与支払いに関して訴訟問題に巻き込まれていて、レイ・ディビスは「ヒット曲は飛ばせても、イギリスで最も稼ぎの悪い人気作曲家」といわれるくらい質素な生活を余儀なくされていたそうだ。
おまけにアメリカ公演は失敗。名曲『エンド・オブ・ザ・デイ』をシングル発売するものの、大したヒットにはならなかった。さらに活動禁止処分まで受けてしまう。つまり干された訳だ。
こうしたこともレイ・ディビスを落ち込ませる原因になったのだろう。
『サニー・アフタヌーン』の中の主人公のように没落して差し押さえにあう程の貧窮ではないにしろ、相当これは答えたに違いない。

その後アメリカで勝手にシングル化された『ウェル・リスペクテッド・マン』がじわじわとチャートを登りはじめビルボード13位に到達。全くプロモーションされなかったにもかかわらずである。皮肉なものだ。
これではひねくれるなと言われる方が無理だよね。
さて、このサードアルバムだが、ココモ・アーノルドの『ミルク・カウ・ブルース』のかっこいいカバーでスタート。後にエアロスミスがキンクス・ヴァージョンを参考にしてカバー。
『リング・ザ・ベルズ』・・・一変して実に穏やかでメロウなアコースティック・ナンバー。
『ガッタ・ゲツト・ザ・ファースト・プレーン・ホーム』・・・これはいかしたブリティッシュ・ビート。
『アイ・アム・フリー』・・・これはいかにもディランに影響を受けたようなフォーク・ロック。
『エンド・オブ・ザ・ディ』・・・キンキー・クラシックの名曲だが、レイ・ディビスが思ったほどはヒットしなかった。
『ザ・ワールド・キープス・ゴーイング・ラウンド』・・・ほんのちょっとサイケがかったナンバー。
『アイム・オン・アイランド』・・・カリプソ風の明るい曲調に反して、詩の内容は人間嫌いや孤独癖に関する内容。
『ホウェア・ハブ・オール・ザ・グッドタイムズ・ゴーン』・・・古き良き日はいったい何処に行ったんだ・・・という二十歳そこそこの若者とは思えないような諦観が漂う曲。けだるそうなディランみたいに歌うレイ・ディビスの心情は痛いほど伝わってくる。
『エンド・オブ・ザ・デイ』のB面としてリリースされたらしいが、単独で出せばヒットしたかも・・・。
さて、この後レイ・ディビスは一連の訴訟問題によって精神的に疲弊してしまい、神経衰弱で入院してしまう。
退院後は創作意欲を取り戻して、それまでの不調が嘘のように作曲活動に没頭。
ボードヴィルやフォーク・トラッドを貴重とした牧歌的なサウンドに悲喜劇のような歌詞を付けたキンキーな曲が増えていく・・・。







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コメント(2件)

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ども!

キンクスは・・・最高です〜!!

「エンド・オブ・ザ・デイ」は名曲ですね。
アレックス・チルトンがビッグ・スターの時にカバーしたヴァージョンもよかったです!
kzztt
2012/03/28 01:12
レイ・ディビスのリフ作りのセンスが好きだなぁ。
もう少し初期のビートグループ的な活動続けて欲しかった。そうすればフーやスモール・フェイセズ並の評価になったかも・・・。
ロック仙人TF
2012/03/29 09:14

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