A&Mレコード特集⑩【NOW & THEN】カーペンターズ

 さて、A&Mの70年代の顔といえば、なんといってもカーペンターズでしょ。初期のA&Mは以前取り上げたセルジオ・メンデスとかハーブ・アルパートとティファナ・ブラスなどラテンやアメリアッチと呼ばれたサウンドが中心。
※ハーブ・アルパートはA&Mの副社長でもあった。というかA&Mは彼がジェリー・モスと一緒に立ち上げたレーベルだということはもう知っていますね?

その後ジャズやフレンチ・ポップス、スワンプ、ブラック・ミュージックやハードロック、プログレなど幅広い音楽を手がけたレーベルであるが、なんといってもいわゆるソフトな感覚のポップスは昔からお手の物ということで、70年代前半の稼ぎ頭のカーペンターズは、レーベルのイメージを決定するくらいビッグな存在。

日本で彼らの人気に火が付いたのはちょうど73年のこのアルバム【ナウ・アンド・ゼン】の頃ではなかったかと記憶している。

『イエスタデイ・ワンス・モア』『シング』『マスカレード』『ジャンバラヤ』などキャッチーで実に洗練されたアレンジを施した名曲達が納められている。プロデュースとアレンジはリチャード・カーペンター。

しかし、実際にこのアルバムを通して聴いてみると彼らの(リチャードの)本来のねらいはアナログで言うとB面にあたる『イエスタデイ・ワンス・モア』の次から始まるオールディーズ・メドレーだということがわかる。※わざわざDJを挟んで聴かせたところもこだわりを感じる。

『ファン・ファン・ファン』~『エンド・オブ・ザ・ワールド』~『ハイ・ロン・ロン』~『デッドマンズ・カーブ』~『ジョニー・エンジェル』・・・『ワン・ファイン・デイ』※シュレルズのヒット。作者はキャロル・キング、ゲイリー・ゴフィン。

こうした60年代のヒット曲をカーペンターズなりのカバーをしてみせることで、ラジオの前にかじりついていたティーン・エイジャーだった本人達を意識させ、さらにそれらの音楽に影響を受けて現在の彼らがあるというメッセージを送ることが目的であったのではないか。

それはオリジナルだろうが、カバーだろうが良い音楽を広く伝えたいという純粋な気持ちなんだと思う。

こういうアルバムを聴くことで俺らはオリジナルまで遡って聴いたものだ。それはこのメドレーだけでなく『マスカレード』をレオン・ラッセルで・・・、『ジャンバラヤ』をハンク・ウィリアムズで聴いてみる事にも繋がる。

ロックン・ロールやパンクのアマチュアリズムも大好きだけど、俺はこのきっちりと作り込んだポップスも好んで聴く。
そしてカーペンターズの魅力はカレンの天性のボーカルだけでなく、リチャードの徹底したアレンジとプロデュース、そしてあまり語られないがリチャードとカレンの多重録音されたハーモニーにあると思っている。
※因みに俺の一番好きな曲はこのアルバムじゃないけど『クロース・トゥ・ユー』だな。あと『スーパー・スター』は別格。







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