蒼き魂の解放【ブルー・ファンク・イズ・ア・ファクト】キザイア・ジョーンズ

 ナイジェリア出身のキザイア・ジョーンズ。父親はナイジェリアのある部族の族長にして大資産家であり、いわゆる御曹司である。未来の族長を期待されてイギリスのパブリックスクールに送り込まれたが、音楽の魅力にとりつかれ学校をドロップアウト。アコースティック・ギターを抱えて地下鉄や観光地、公演などでバスキング(路上で演奏し小銭を稼ぐ)を始める。

偶然知り合ったリッチー・スティーヴンス(ドラムス)とソウル(ベース・・・当然ニックネームだろう)とトリオ編成で演奏するようになり、レコード会社と契約・・・。

キザイア・ジョーンズは自分の音楽を[ブルーファンク]と呼んでいる。ブルース+ファンクという意味だ。なるほどアコースティック・ギターをリズミックに刻み、歌うその音楽にはアフリカン・ミュージックからの影響よりはブルースとファンクの要素が強い。

レコーディングには自らのトリオにパーカッション、トランペット、フェンダーローズ、サックスなどが加えられているが、俺が聴いていて一番気になるのはやはりキザイア本人の弾くアコギとボーカル。

生まれながらのリズム感というか躍動感のあるリズム・カッティングが本当にかっこいい。この当時前後してベン・ハーパーやケヴ・モー、女性ではミッシェル・ンデゲオチェロ[超絶テクのベーシスト、ボーカリスト]など黒人の新しい世代のアーティストが次々出てきて、それまでのR&B、ソウル系とは若干違った系統のブラック・ミュージックの出現に胸を躍らせたものだ。

こうした新しいタイプのブラック・ミュージックがメインストリームになってくれたら嬉しいなと思っていたが、その後の音楽シーンをみると単なる傍流に終わってしまったようでなんだかとても残念だ。ヒップホップなんかより遙かに素晴らしい音楽なのになぁ・・・。

こうしたアーティストもいつの間にかよりロック色を強めていったりして新鮮味がなくなっていったな。
※セカンドアルバム【アフリカン・スペース・クラフト】まではフォローした。
ただ、この【ブルー・ファンク・イズ・ア・ファクト】を手にした時のときめきは忘れられない。
ロックでもソウルでもない蒼い衝動が確かにあったな。







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