[ロック黄金期1973編]クロージング・タイム

「お客さん、もう閉店ですんで・・・」 「おいトム、お前どうするんだ」「もう少し、ここにいるよ」もうもうと立ち籠めるたばこの煙とアルコールの臭い。そしてトムはピアノをポロンと鳴らす・・・。

 トム・ウェイツに対してはどんなイメージを持っているだろうか? 酔いどれ吟遊詩人、アヴァンギャルドなロック・シンガー。個性的な俳優・・・。まあどれも当てはまるのだけど、俺のトム・ウェイツとの出会いは『オール55』。

イーグルスのサードアルバム【オン・ザ・ボーダー】の中でカバーされていたその曲で初めてトム・ウェイツを知った。※正確に言うと興味を持った。

そこで入手したのが彼のデビュー作【クロージング・タイム】。激渋の『OL'55』でスタート。酒でつぶしたその声もまだほんの少し、甘さを残したシンガー・ソングライター的な感じ。

イーグルスやジャクソン・ブラウンと同じアサイラム・レーベルからの作品だったし、都会の夜の雰囲気たっぷりのジャケットのイメージ通りナイーヴで、個性的なサウンドは一発で気に入った。※もっとも俺の[トム・ウェイツのベスト]は未だに、よりジャジーな路線に進んだ【土曜の夜】。

この当時は後には姿を消すウエストコーストのシンガー・ソングライター的なカントリーっぽいサウンドもまだある。

『OL'55』や『ロージー』にはジャクソン・ブラウンに通じるような感覚があって、彼がウエストコーストのミュージシャンだという証明のように思われた。
一方でセカンド・アルバム【土曜の夜】以降強くなっていくジャズ的なスウィング感がある『ミッドナイト・ララバイ』もあり、俺は後者のサウンドの方が好きなんだよなぁ。
『アイスクリーム・マン』もいい。
『リトル・トリップ・トゥ・ヘヴン』のゆったりとした感覚も美しい。
『グレープフルーツ・ムーン』・・・これも良いなぁ。シンプルなピアノに乗せたノスタルジックなメロディ。
『クロージング・タイム』・・・ジャジーでメランコリックなインスト・・・ピアノとミュート・トランペットの響きがもの悲しい

てことで俺にとっての「トム・ウェイツ」は未だにアサイラム時代で止まっている・・・。








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この記事へのコメント

tone tone
2013年01月20日 18:09
お邪魔します。
このトム・ウェイツの記事
妻と一緒に読みました。

このアルバムでの妻のお気に入りの曲は
[Martha]トムの嗄れ声で歌われる
このラヴ・ソングは堪らないそうです。
2013年01月20日 18:29
そうそう奥様はトム・ウェイツお好きなんですよね。この頃のトム・ウェイツはまだ初々しい感じでした。その後声がどんどんつぶれていって・・・。

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