正に隠れた名盤!!【シェール 3614 ジャクソン・ハイウェイ】シェール

 シェールといえば昨今ではすっかり女優としてのキャリアの方が有名だが、俺らの世代でいうと『悲しきジプシー』とか『ハーフ・ブリード』などのヒット曲、またはソニー&シェールの頃のシンガーとしての方がなじみ深い。
 さて、そのシェールがアラバマのマッスル・ショールズを訪れ、地元の名セッション・メン達と作り上げたスワンプロックの傑作・・・という情報だけで、一度も耳にしたことがなかったアルバム。
それがこの【シェール 3614 ジャクソン・ハイウェイ】。
エディ・ヒントン(ギター)、ジミー・ジョンソン(ギター)、バリー・ベケット(キーボード)、デビッド・フット(ベース)、ロジャー・ホーキンス(ドラムス)・・・彼らはかつてフェイム・スタジオで腕を振るったいずれ劣らぬ超一流のセッションメンである。
 ソニー&シェール解散後次の段階を模索していたシェールをマッスル・ショールズに送り込んだのはシェリー・ウェクスラー。プロデュースにはトム・ダウドとアリフ・マーディンが関わった。
 肺炎にかかってプロデュースに参加出来なかったものの、選曲の作業にはウェクスラーが手腕を振るったらしい。
バツファロー・スプリングフィールドの『フォー・ホワット』、ディランの『トゥナイト・アイル・ビー・スティング・ヒア・ウィズ・ユー』『アイ・スリュー・アウェイ』『レイ・ベイビー・レイ』、オーティス・レディングの『ドッグ・オブ・ザ・ベイ』アレサ・フランクリンの『ドゥー・ライト・ウーマン・ドゥー・ライト・マン』、ドクター・ジョンの『アイ・ウォーク・オン・ギルデッド・スプリンターズ』など・・・実に興味深い。
 ディランの『トナイト・アイル・ビー・・・』はジェフ・ベックも【ジェフ・ベック・グループ】通称オレンジ・アルバムで取り上げていて、ベックがディラン・ナンバーをやるなんて珍しいなとその時は思っていたが、案外シェールのこのアルバムを耳にして気に入ったのかも・・・。※ベックはドン・ニックスをはじめとしてマッスル・ショールズサウンドを結構気に入っていた。
『レイ・ベイビー・レイ』はディランの『レイ・レディ・レイ』のタイトルと歌詞を一部変えたもの。これも実に味わい深いテイクに仕上がっている。
カバー曲以外では『プリーズ・ドント・テル・ミー』や『セイヴ・ザ・チルドレン』も素晴らしい。

俺はシェールは歌手としてそれほど評価していなかったのだが、このアルバムでの歌唱は素晴らしい。おそらく、マッスル・ショールズの手練れ達に刺激されてがんばったんだろうなという感じ。
帯の謳い文句通り・・・というか予想を上回るスワンプ・ロックの名盤!!








3614 ジャクソン・ハイウェイ
ワーナーミュージック・ジャパン
2013-04-10
シェール

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