秋のプログレ祭り〔25〕【究極】イエス

 「冬来たりなば・・・」・・・普通こういうと「春遠からじ」となるのだが、昨日ここ弘前は初雪を観測。一晩中降って今朝は7~8センチくらい積もったかな。暦の上ではまだ秋なのだが、津軽は雪降るともう気分は冬なのだ。
 いやな季節が始まる・・・今年は昨年に比べてさらに豪雪になるという予報が出ている。ますます必要最小限度の外出しかしなくなり、家に閉じこもることになりそうだ。
 「冬来たりなば、豪雪来る」これが、津軽の人たちの合い言葉・・・。
さて、そんなこんなでひさびさに「秋のプログレ祭り」を・・・。
 まずはイエスの77年リリースの【究極/ゴーイング・フォー・ザ・ワン】。77年というとUKパンクが猛威を振るっていた時期であり、一方ではアバやピーター・フランプトンなどがチャートを賑わしていた。
 プログレ勢は当然苦戦を強いられていた。しかし、そういった中でイエスのこのアルバムはUKチャート1位を獲得。USチャートでもベスト10入りを果たす。
 前作【リレイヤー】で活躍したパトリック・モラーツは1作のみで脱退(解雇)、バンドはリック・ウェイクマンを復帰させる。それが功を奏したのか、久々に充実したアルバムができたと思う。
 オープニングのスライド・ギターが暴れまくる、一際ロック色の強いサウンド。一瞬「あれ? ジョニー・ウィンター?ストーンズ?」てな感じを受けるけど、ジョン・アンダーソンの例の歌声が聞こえてきて、イエスだとわかる。
タイトル・チューン『ゴーイング・フォー・ザ・ワン』。この曲のデモを聴いて、リック・ウェイクマンは再加入を承諾したという。確かにコンパクトではあるが、よくできた曲だ。
 2曲目の『ターン・オブ・ザ・センチュリー』はアコギをフィーチャーした導入部が【こわれもの】や【危機】の頃のような感覚があり、クウォリティも高い。
『パラレルズ』はウェイクマンのキーボード、スクワイアのブリブリベース・・・そしてハウの縦横無尽のギターが炸裂。
『不思議なお話を』・・・これも全盛期に勝るとも劣らないナンバー。
『アウェイクン』・・・ウェイクマンのピアノに先導されて始まる大作・・・それでも15分強・・・一時期のイエスに比べればコンパクトになっている。
アルバムのテーマは神秘的なユートピアの探求・・・キリスト教の教え、クノーシス主義、太陽を中心とした信仰と、現代人の虚構に彩られた物質主義の比較・・・など相変わらず難解だけど、それがイエスだよね。
 アルバム・ジャケットアートはバンドロゴのみがロジャー・ディーンでデザインはピンク・フロイドで有名なヒプノシスに依頼。
それまでのアルバムとはやはり印象が違う・・・イエスも新しい局面に立っているのだという証明のような気がする。引き続いてウェイクマンを配したメンバーで【トーマト】を制作するも、再びウェイクマンは脱退、ほぼ同時にバンドの顔であるジョン・アンダーソンまで抜けてしまう・・・。






究極
ワーナーミュージック・ジャパン
2010-05-26
イエス

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