ときめきシネマ館[プリティ・リーグ]全米女子プロ野球リーグ

 1943年~54年まで、なんとアメリカでは女子のプロ野球のリーグが実在した。戦争で人材が払底した米プロ野球マイナー・リーグがクローズし始めたのが42年。44年にはすべてのプロ野球機構が運営を停止。
そんな時にシカゴ・カブスのオーナーが男の野球に取って代わる企画として、考えついたのが、女子だけの野球リーグ。
 「女は銃後の家庭を守るか、軍需工場ヘ働きに出るかという時代に、彼女達は持ち前の野球センスで並みの人生では味わえない素晴らしい体験を享受し、彼女達自身と、落ち込んだ人々を高揚させた。」
 脚本を担当したマーシャル・アボット達は、この女子リーグ「AAGPBL」の元選手達を徹底してリサーチして、作品を作り上げたという。
 スポーツ映画には面白いものが多いが、特に野球に関した作品は秀作が多いと思う。『ナチュラル』『フィールド・オブ・ドリームス』『メジャー・リーグ』『オールド・ルーキー』『エイトメン・アウト』・・・そうそう『がんばれベアーズ』も・・・。
 最初は全く人気がなく、色物的にみられていた女子野球も、彼女たちの奮闘によって徐々に認められていく。
ピーチズは順調に勝ち続け、リーグ優勝決定戦に望むが、直前にキャプテンで主力打者であるドディが戦地から帰ってきた夫ボブと共に故郷に帰ってしまう・・・。

キャストは主役のドディにジーナ・デイビス。ドディの妹でピッチャー役のキットにロリー・ペティ。
 最初はやる気のなかったピーチズ監督ジミー・ドゥーガン役にトム・ハンクス。これがじつに適役!!
反抗的だがやるときはやるセンター・・・メイ役にマドンナ・・・俺はシンガーとしてのマドンナは全く認めていないが、役者としての彼女にはそんなに悪くない。(『上海サプライズ』『ディック・トレイシー』や『エビータ』の演技はなかなか)。

女子リーグが閉鎖されてから、およそ40年後に当時のメンバーが集まる ラストの再会シーン・・・これがまた泣かせるのだ。ほんとうに彼女たちがいかに野球を愛していたかが伝わってくる良いシーンだ。
 やっぱり、実話をベースにした作品はおもしろさが違うよね。


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