チューブスをようやくまともに聴いた【リモート・コントロール】

 先月27日にアンノウン・ソルジャー枠で取り上げたウォーレンSリチャードソン。実はその後調べてみたらチューブスのギタリストであったビル・スプーナーと同一人物だと判明。
 とはいってもチューブスの作品は、この【リモート・コントロール】と【ライヴ】を中古のアナログLPで持っているだけで、しかも、ほとんどまとも聴いてもいなかった。
 なので、ビル・スプーナーの名前を知っても、全くぴんと来なかったのだ。
これではいかん!! ということで、まずはスタジオ作を聴き直している。トッド・ラングレンのプロデュースということである程度予想がつくが、コンパクトでキャッチーでありながら、どこかひん曲がったような感覚があり、チューブズとの相性はおおむね良好だったようだな。
 このアルバム、ジャケットアートからもわかるとおり、テレビに支配された近未来をテーマにした、一種のトータル・コンセプト・アルバムになっている。
 まあ、一般的なテレビの弊害なんかを歌詞に取り込んでいるのだろうが、これ現在は正に「テレビ」ではなく、「コンピューター」に支配された世界になりつつある現状への警鐘になっている。
 ロックや映画、あるいは文学や漫画の世界では、時々何10年も先の世界を予見している作品が出てくることがあるが、これもある意味そういった作品の1つと捉えられるかな。なんといってもこれリリースされたのが79年だからね。
 文明の機器は圧倒的な利便性と同時に、使い方を間違えると大きな問題を引き起こす。
現代のスマホ依存、ネット依存、ラインやツイッターに絡むトラブルなど、また直接的なコミュニケーションの少なさから犯罪の増加や、いじめによる自殺など、便利さを優先させた結果負の遺産を人類は残した。
正に「コミュニケーション・ブレイクダウン」。
 これから先、日本がグローバルな世界に貢献するにはテクニカルなハード面ではなく、日本人が本来持っていたはずの美徳をもっと小さい頃から自覚すべきなのだ。
 だから、大事なのは、小学校での英語教育とか、道徳の科目化なんかじゃないということに文科省や中教審はまだ気づいていない・・・。「バカの壁は文科省」。

 






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