ブリティシュ・ブルース列伝【SSSSH/テン・イヤーズ・アフター】

 ジョニー・ウィンター・アンドの記事でもふれたが『グッド・モーニング・スクール・ガール』という曲はテン・イヤーズ・アフターもやっている。原曲はサニー・ボーイ・ウィリアムスンⅠ(ライス・ミラーのⅡではなくて本名ジョン・リー・ウィリアムスンの方)。
 ジョニーは超高速ナンバーに仕上げていたが、アルビン・リーはミディアム・テンポでぐっとヘヴィにアレンジ・・・しかし後半はこらえきれずに早弾きに・・・。レオ・ライオンズのベース・ランもなかなかのもの。ザ・フーのジョン・エントウィッスルやクリームのジャック・ブルース的なプレイ。

鶏の奇妙な声で始まる『バッド・シーン』はブルースロックというよりも、サイケ・ロック。当時の白人バンドはイギリスのバンドに限らず、黒人のブルースをそのままただカバーするのではなく、サイケやR&Bの要素を加える傾向があった。これもそうした傾向の一曲。まあその辺をおもしろいととるか、物足りないととるか・・・。
 『トゥ・タイム・ママ』はドブロのスライドも加えた軽めのブルース。
『ストーンド・ウーマン』こういう曲は正しくホワイト・ブルースといってもいい出来。
『イフ・ユー・シュッド・ラブ・ミー』ブルースというよりスワンプ色の強いバラード。こういう味わいもなかなかいい。
『知らない同士』これはイギリスならではのフォーキーさがにじみ出る楽曲。
『ストンプ』タイトルからも予想出来るが、ジョン・リー・フッカータイプのブルース。これはなかなかの仕上がりではないかな。
『アイ・ウォーク・アップ・ズィス・モーニング』一応アルビン・リーのオリジナルとなっているが、おそらく数曲のブルースを混ぜ合わせて造ったと思われる。こういうスロー・ブルースでもついつい早弾きしてしまうアルビン・リーには苦笑してしまう。まぁジョニー・ウィンターもそうだけど、失語症的早弾き(フレーズに指がついて行かない感じ・・・わかるかな?)
不気味なジャケットが象徴しているように、まだまだサイケ色の強かった頃のブルースロックの一枚。








夜明けのない朝(紙ジャケット仕様)
EMIミュージック・ジャパン
2004-10-27
テン・イヤーズ・アフター

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 夜明けのない朝(紙ジャケット仕様) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


"ブリティシュ・ブルース列伝【SSSSH/テン・イヤーズ・アフター】" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント