[ロック黄金期1973編]イエスソングス

 いやぁ今聴いても鳥肌ものだ。大学時代に所属していた音楽サークルとは違うサークルに「イエスソングスを完コピするバンドがいる」って噂を聞いたことがある。医学部の連中らしかったんだけど、頭おかしいよね(笑)

 1曲か2曲ならまだしも、この超絶三枚組ライヴを丸ごとコピーするなんて狂気の沙汰だろって!
それはともかくとして、ただでさえも構成が複雑怪奇な楽曲をスタジオ盤と寸分違わない形で演奏し、しかもグルーヴを失わないイエスは正に驚異的・・・。
イエスが優れたライヴバンドであった証明。

オープニングのBGM「火の鳥」から1曲目の『シベリアン・カートゥル』。
スティーヴ・ハウのおなじみのイントロのギターにリック・ウェイクマンのキーボードが重なり、一気にリズム隊が入る瞬間のスリリングなタイミング。ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアのコーラス・・・スティーヴ・ハウのギターの巧みさはもちろんだが、クリス・スクワイアのベースの音圧の大きさに驚かされる。そして、ビル・ブラッフォードの巧緻なドラムとは違ったアラン・ホワイトのワイルドなドラム。※決して下手ではないが、悪くいうと無鉄砲なドラム。

演奏が終わると熱狂的な拍手!! たたみかけるように次の『燃える朝焼け』ヘ。変拍子の嵐!!そして暴力的なまでの音圧・・・緩急の付け方・・・見事。

『パーペチュアル・チェンジ』・・・スタジオ盤での巧緻な構成を崩すことなく、グルーヴィーな乗りを追加。
『アンド・ユー・アンド・アイ』・・・ここでの主役はやはりリック・ウェイクマンのキーボードだろう。ドラマチックな構成を彩る極彩色の世界。
ディスク2に移って『ムード・フォー・ア・デイ』・・・スティーヴ・ハウのギター独奏。スパニッシュ感覚を生かし、さらに中世のミンストレルのようなクラシカルなパートを巧みな演奏技術でこなしていくのだが、後のアホみたいにテクをひけらかす速弾きギタリスト達のように下品で味気ない感じではない。
続いてリック・ウェイクマンのソロ・コーナーヘ。【ヘンリー八世と6人の妻】からの抜粋。
これも音の万華鏡・・・。
そして待ってましたという感じで『ランドアバウト』。イエスを知らない人に真っ先に聞かせるとしたら、俺はこの曲を選ぶ。
『アイブ・シーン・オール・グッド・ピープル』・・・イエスのルーツには確実にフォーク・ミュージックがあるということを示している。
『遙かなる思い出』これもドラムを含めて変拍子だよな。でもポップ。
『ザ・フィッシュ』・・・こちらもスティーヴ・ハウの十八番。幻想的なギターソロを繰り広げる。

ディスク3は『危機』、『ユアズ・ノー・ディスグレイス』、『スターシップ・トゥルーパー』とこれまたライヴでは定番の名曲ばかり・・・。

しかし『危機』はやっぱすごいね。

この三枚組のアナログ・ディスクはリアル・タイムではとうてい買えず、友達にテープにとってもらって聴いていた。
その後CD化されたけど二枚組の装丁に無理矢理されていたのでスルー。本来の三枚組、紙ジャケ化されたのをようやく入手。さらに三年くらい前にようやく中古でアナログ盤も手に入れた。

やっぱロジャー・ディーンの幻想的で美しいジャケット・アートは大きいので持っていたかったんで・・・。

こういうアルバムを聴くと70年代っていろんな意味で豊かな時代だったんだなと実感する。






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