過渡期のクリムゾン【リザード】

 70年リリースのキング・クリムゾンのサード・アルバム。もはやファーストからのメンバーはロバート・フリップと作詞担当のピート・シンフィールドのみ・・・。
 参加メンバーはメル・コリンズ(サックス・フルート)、アンディ・マカラック(ドラムス)、ゴードン・ハスケル(ベース・ボーカル)・・・それにゲストとしてキース・ティペット(ピアノ・キーボード)、ロピン・ミラー(オーボエ)、ニック・エバンス(トロンボーン)、そして1曲のみボーカルでイエスのジョン・アンダーソンが参加。
 珍しくアコギを多用していることと、ブラス隊を含むジャズ的なアンサンブルが目立つ。楽曲、演奏共にスキルが高く作品としては十分に充実しているのだが、惜しむらくはゴードン・ハスケルのボーカルだろう。
 グレッグ・レイクや後のジョン・ウェットンのような哀愁を帯びた歌声にはとうてい及ばないし、ボズ・バレルのような美声でもない。 クリムゾンの歴代のメンバーの中で最も評価の低いメンバーというありがたくない呼び名も致し方ないところ・・・。
 それに対してメル・コリンズ、キース・ティペット、そのほかゲストのブラス隊の貢献度は高い。
幻想的な雰囲気を残した『サーカス』。アヴァンギャルドな雰囲気を持つ『インドア・ゲームス』。
キーボードとブラス隊の演奏が拮抗する『ハッピー・ファミリー』。
『レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター』・・・何かと問題のあるハスケルのボーカルもこういうフォーキーでリリカルなナンバーにはあっているようだ。
ラストの『リザード』は七つのバースに別れた組曲。最初の「プリンス・ルパート・アウェイクス」ではジョン・アンダーソンがリード・ボーカルをとる。
 さて、結局ハスケルはこれ1作のみで解雇。アンディ・マカラックはフリップの紹介でレア・バードのグレアム・フィールズらと「フィールズ」を結成。
クリムゾン自体は、さらなる次元に踏み込むことになる。




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