愛すべき酔いどれバンド・・・FACES

 ストーンズと並んでイギリスを代表するロックンロールバンド、フェイセズを紹介しよう。なんといっても俺が一番好きなのは、『馬の耳に念仏』ってアルバム。原題は「A nod is as good as a wink to a blind hourse・・・」目の見えない馬にウインクしてもしょうがないって感じだと思うんだけど、まさにぴったりの邦題だと思う。担当者うまいタイトルつけたね。同じような例としてピンク・フロイドの『原子心母』とかユーライヤ・ヒープの『対自核』なんて邦題もあるけど、ちょっと違うか?
 さてこのアルバム、フェイセズの魅力がすべて凝縮されているといっても、過言ではない位いかしたアルバムです。
1曲目「ミス・ジュディーズ・ファーム」。ロン・ウッドのひしゃげたギターリフから始まり、心地よくロールするイアン・マクレガンのピアノ、あくまで重くグルービーなロニー・レインのベース、シンプルで無駄の無いケニー・ジョーンズのドラムス、それらがいったいになったサウンドの上に、唯一無二のロッド・スチュワートのボーカルが乗っかると、もうある意味ストーンズよりカッコイイ。
 続いて2曲目の「ユア・ソー・ルード」イアン(通称マック)のオルガンからスタート、ルーズなミディアムテンポの緩いのりだがこれもカッイイ。ここではロニーがリードボーカルをとる。決してロッドほど上手くは無いがとても味のあるイイ感じ。彼はこのアルバムでもう1曲「デブリーズ」っていう素晴らしいスローナンバーを歌っている。3曲目「ラブリブドヒア」ロッドの歌う美しいバラード。4曲目「ラスト・オーダー・プリーズ」いなたい演奏がおどけた感じの曲調でなんか場末の酒場のバーバンド的な感じ。これもロニーのボーカル。酔いどれバンドを絵に描いたような曲。
 そして、次がフェイセズ最大のヒット曲「ステイ・ウィズ・ミー」。イントロがアップテンポで始まり、スローダウンして歌が始まる瞬間がたまらない。ノイジーなリズムギター、スライドとロン・ウッドが大活躍。マックの転がり続けるピアノ、ソロ回しも兼ねたブレイク、後半またアップテンボになり怒濤の様にエンディングヘ。いつ聴いてもカッコイイ。
 6曲目は先に挙げた名バラード「デブリーズ」、フェイセズの楽曲の中でも、ベスト5に入る名曲だ。ロニーのボーカルに絡むロッドのコーラスも実にイイ感じ。7曲目「メンフィス」はチャック・ベリーの有名曲。つっても、大ヒットでない曲をカバーするのはちょっとしたプライド?こんな曲も出来るんだぜっていってる感じ。8曲目「トゥーバッド」これはステイ・ウィズ・ミー・タイプのロックンロール。最後はロン・ウッドの荒っぽいスライドが暴れまくるミディアムテンポの曲「ザッツ・オール・ユー・ニード」。この曲を何でラストナンバーに持ってきたのかはちょっと疑問。
 てな訳で、結局アルバム全曲紹介しちまったよ。
フェイセズってもともとスティーブ・マリオットに捨てられた「スモール・フェイセズ」の残党と、ジェフ・ベックグループを抜けたロン・ウッド、ロッドが合体した寄せ集め的なバンドなんだよね。それがこんないかしたアルバム作るなんて・・・。まあファーストアルバムはたいした事無かったけど、ポール・マッカートニーの「メイビー・アイム・アメイズド」をカバーしてるセカンド『ロング・プレーヤー』は力作だったし、『ウー・ラ・ラ』も好きだし、山内テツが入ってから唯一のライブアルバム『コースト・トゥ・コースト』もイイ。
 ただし、俺はロニー・レインがいた頃のフェイセズがベストなんで、グループの一体感が感じられる『馬の耳・・・』が一番好きだなぁ。因みに「ステイウィズミー」は以前自分のバンドでもコピーしてた。ロン・ウッドはストーンズより、フェイセズの頃の方が持ち味発揮してた様な気がするけど・・・。誰か意見下さい。









画像

A Nod is As Good As a Wink to a Blind Horse
Warner Bros / Wea
1994-08-04
Faces

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この記事へのコメント

2010年04月10日 00:16
ロニー好きです。ソロもよく聴いてました。3rdのギミー・サム・ネックが特に。ボ・ディドリーとのジョイント・ライブも思い出深いですね!

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