最後の正当派ポップス Barry Manilow /2:00 AM Paradise Cafe'

画像
 バリー・マニロウは、元々作曲家、アレンジャーとして、ベット・ミドラーなどの裏方として働いていた人。
 俺が初めて歌手としてのバリーを知ったのは、「マンデイ」「アイライトソング」(ビーチ・ボーイズにも貢献したブルース・ジョンストン作)などがヒットした頃だから74~75年辺りだ。その後【コパカヴァーナ】が大ヒット。続いて「キャントスマイルウィズアウトユー(涙色の微笑み)」「イーヴンナウ」「デイブレイク」「ルックスライクウィメイドイット」など次々に佳曲を発表。その後ややロック色の強いアルバムを出したが、バリー本来の持ち味とはあわず、どんどん目立たなくなっていった。(イアン・ハンターのシップスを取り上げたのは良いセンスだったけど・・・)
 バリーの魅力は、あの深い倍音を含んだ歌声にある。元々ミュージカルなど舞台音楽に造詣が深いので、バラードやジャズっぽいジャンプナンバー(シナトラやメル・トーメなどをイメージすればわかる)を得意としている。
 正にアメリカの正当派ポップスの歌手としてはおそらく最後のシンガーだといっても良いと思う。
70年代後半~80年代前半は、しばらく低迷していたが、84年に傑作アルバム【2:00 AMパラダイス・カフェ】を発表。
 アルバム一枚がメドレー的な構成になっている全曲非常にジャズ色の濃いアルバムで、それまでの不調が嘘の様な素晴らしい出来。バリーのベストアルバムと言っていいくらい。曲によってサラ・ボーンやメル・トーメ、シェリー・マン、マンデル・ロウなどのジャズ界の要人がゲスト参加しているが、バリーはゲストの存在に全然気後れした様子も無く堂々とした歌声を聞かせる。
架空の深夜カフェパラダイス・カフェで繰り広げられる人間模様。まるでちょっとした短編映画を見ているような・・・。
 深夜、孤独な人々が話題を求め集まってくる。ピアノの調べ、煙草の煙、人々のオシャベリが渦巻くカフェ、グラスのぶつかる音、サックスのむせび泣き・・・本当に夜、いっぱいのグラスを傾けながら聴くには最高の音楽。
「ようこそ パラダイス・カフェへ。リクエストはございますか?」
「いつものやつで・・・」「かしこまりました。」
パラダイス・カフェ2:00AM
BMG JAPAN
1988-03-05
バリー・マニロウ

ユーザレビュー:
バリー最高!ポップス ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

谷恵一
2010年05月01日 21:46
この人、知ってます。確かにブルースジョンストンが「アイライトソング」書き下ろしましたよね。それでグラミー獲っちゃったんだから大したもんだ。レコード展示は客の入り順調ですか?お茶、だしたりするのかな?
2010年05月01日 22:29
お客はさっぱりです。WEB東奥→Tooナビ→一週間の展覧会→弘前市で詳しい事見られるよ。今弘前は桜祭りってこともあって、みんな花見には出かけるんだけど・・・。
K
2010年05月02日 08:15
ライヴを見るとアコーディオンも弾いたり、凄く楽しいね。マンディがお気に入りの曲。ピアノ弾き語りで唄う姿はカッコいいね。
2010年10月08日 00:06
『パラダイス・カフェ』は、復帰作になるんですね!
勉強になります^^
夜の街の情景も音で味わえるっと( ..)φメモメモ
さっそく入手しなければεε=====≡゙ヽ(#`Д´)っ┌┛))ウラァァァ

この記事へのトラックバック