[80's洋楽グラフィティ1989編]【オー・マーシー】ボブ・ディラン

 台風18号の猛威は少しも衰えていない・・・こちら東北はこれから激しくなるのだろうか?
さて、ここにまた時代に左右されることのない一人のアーティストがいる。
ボブ・ディラン・・・ちょうどこの【オー・マーシー】はダニエル・ラノアを迎えて、また新たな地平に向かっていた時期。
 基本的にはディランは60年代から変わっていない。ほとんどサビのないブルース調の曲をしわがれた声で歌い、毒のある歌詞をまき散らす。
 もちろん、フォーク、ロック、ブルース、カントリー、ゴスペル・・・といった様々なルーツ・ミュージックを熟成させてディランならではの音楽を作り上げてきたが、常に時代の外にいた。
 時代を眺めつつ、本人は時代の外にいるという独自の立ち位置・・・だから、特別大ヒットを飛ばすことがなくてもディランは90年代も2000年代にも常に、第一線の場所にいられたのだと思う。
 『ポリティカル・ワールド』、『ホウェア・ティアドロップス・フォール』、『エブリスティング・イズ・ブロークン』・・・相変わらず、わかるようなわからないような歌詞でケムに巻く。
『マン・イン・ザ・ロング・ブラックコート』の不気味さ・・・。
『モスト・オブ・ザ・タイム』の諦観。
『ホワット・グッド・アム・アイ』・・・まだまだ反骨心は衰えていない。
『ディズィーズ・オブ・コンシエイト』・・・例のキリスト教三部作よりも、こちらの方がディランの宗教観が漂っている感じがするのは俺だけか?
『ホワット・ワズ・イト・ユー・ワンテッド』・・・ほとんどの曲がネヴィル・ブラザーズのバッキングでニューオリンズで録音されたというが、この静けさをたたえたサウンドにはスワンプよりもカナダの大自然の方が似合っているようだ。
 それはカナダ人であるダニエル・ラノアの持つ独特な雰囲気がプロデュースに現れているからではないかな・・・。
ラストの『シューティング・スター』の素晴らしいこと・・・この1曲を聴くためにアルバムを1曲目から聴き返しても良いほど・・・。
ヒット・メイカーとして期待されていないからこそ生まれた名作の数々・・・。
 今日はどこにも出かけず、ディランを聴いていよう・・・。






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