時代に縛られないブルース魂【レッツ・ワーク・トゥギャザー】ジョージ・サラグッド: ゴーイング・バック・ホーム

2013年12月01日

時代に縛られないブルース魂【レッツ・ワーク・トゥギャザー】ジョージ・サラグッド

　77年のデビュー作以来一貫して古いブルースとロケンロールを愛し続ける男、ジョージ・サラグッド。
出会いは【ムーヴ・イト・オン・オーバー】。ハンク・ウィリアムズのカントリーをご機嫌なロケンロールにアレンジしたタイトル曲にKOされた。
　以後ファーストも遡って聴いて、【バッド・トゥ・ザ・ボーン】も入手。
今回紹介するのは95年のライヴ盤【レッツ・ワーク・トゥギャザー】。全14曲中、自作オリジナルはたったの3曲のみ・・・。
　あとはチャック・ベリー、ボ・ディドリー、ラリー・ウィリアムズ『バッド・ボーイ』※ジョン・レノンに捧げるというコメントあり・・・嬉しいね。ウィリー・ディクソン『アイム・レディ』、前述の『ムーヴ・イト・オン・オーバー』、キャンド・ヒートのヒットで有名な『レッツ・スティック・トゥギャザー』を『レッツ・ワーク・トゥギャザー』と変えて演奏。なんとエルヴィン・ピショップとジョニー・ジョンソンがゲスト参加。
ジョニー・ジョンソンはこの後も『セントルイス・ブルース』とラストの『ジョニーBグッド』までつきあう。
※知らない人のため、一応紹介するとジョニー・ジョンソンはチャック・ベリーの元で長年ピアニストとして活躍した人で、チャックの例の有名なリフはジョニーのピアノのフレーズをまねたもの。

とにかくいなたいスライドとカントリー、ブルース、R&Bに根ざしたロケンロール・ギターがいかす。おっとダーティーなサックスも良いよ。
90年代グランジなんか簡単に吹き飛ばすパワーが素晴らしい!! やっぱりこういうのを聴くとルーツ・ミュージックの時代を超えた素晴らしさを感じるんだよな。
　