トニー・ウィリアムス【ジョイ・オブ・フライング】

 マイルス門下生の一人であり、天才的なドラミングで、ジャズのみならず、あらゆるジャンルの音楽にヴァーサタイルな活躍を見せたトニー・ウィリアムス。
 これはそのトニーのコロンビア・レーベルでの最終作。78年リリース。
ロック・フィールドからはロニー・モントローズが参加したことが話題になった。しかし、一番貢献しているのは、ヤン・ハマーとジョージ・ベンソンだろう。
この二人を軸として、ハービー・ハンコック、スタンリー・クラーク、トム・スコット、ポール・ジャクソン、マイケル・ブレッカー、セシル・テイラーらが参加。
 前述のロニー・モントローズはエドガー・ウィンターとの共作『オープン・ファイア』を提供。なんとこれ田園コロシアムでのライヴ録音。メンバーはトニー、モントローズ、マリオ・シポリナ、ブライアン・オーガーというかなりマニアックな編成。この曲ロニー・モントローズのソロアルバム【未来への天授】にも納められているが、ここで聴けるテイクの方が圧倒的にハードでかっこいい。
 トニーはこの頃、アコースティックなジャズの他、ハードロック的なユニット「ニュー・ライフタイム」てのをやっていたから、これはその流れなんだろう。
 オープニングを飾る『ゴーイング・ファー』はヤン・ハマーのシンセの所為もあるが、ジェフ・ベックのインスト路線を彷彿とさせる。
 『ヒップ・スキップ』はジョージ・ベンソンの作品。なるほどいなせなジャズ・フュージョンでこれはまたいかす。
『ヒッティン・オン6』・・・こちらはハービー・ハンコック、スタンリー・クラーク、トム・スコットとのセッション。
ファンキーでスペーシーなサウンド。トム・スコットの作品。
『トニー』・・・スタンリー・クラークのペンによるしゃれたファンク・ジャズ。クラークのベースカッコイイ!!
『エリス』・・・ヤン・ハマーの作品。ほんのりとエスニックな味わいもあるナンバー。なんとヤン・ハマーとトニーの二人だけでレコーディング。一騎打ちという感じ。ジェフ・ベックが参加していたら、もっと良かったのにな。
『カミング・バック・ホーム』・・・ヤン・ハマーのメランコリックなメロデイを持った小品。ジョージ・ベンソンのギターが素晴らしい。
『モーガンズ・モーション』・・・ラストは前衛的なセシル・テイラーの作品。 
 まあ、ジャケットだけはかなり昔から知っていたけど、今回現物を発見したのはラッキーだった。
「ライフタイム」での諸作も聴いてみたくなった。

※ロニー・モントローズもこの時期やはり、ベックとかヤン・ハマーに刺激されてフュージョンの路線を試していたんだろう。その後、また完全なロックフィールドに戻りハードロック・バンド「ガンマ」を結成する。










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