パット・トラバース【ライヴ・アット・ロックパラスト】

 良質なライヴ映像をリリースしてくれているドイツの音楽番組のDVD。これまでも何枚もお気に入りのライヴがあったけど、これまたマイ・フェイバリットに入りそうだ。
 76年、ちょうどロンドンパンク前夜ということもあって、オールドロックとしてかなり踏ん張ってるなぁという印象。
この時のパット・トラバース・バンドはパット(ギター、ボーカル)、ピーター・マーズ・コーリング(ベース)、ニコ・マクブレイン(ドラムス)のトリオ編成。
 予想に反して音数も演奏のスケールも、十分すぎるくらい。トリオ編成の理想型だな。
ハードロックにファンクやフュージョン的なフレーズを挟み込み、それが良い効果を上げている。当時まだ存命中だったトミー・ボーリンに近い音楽性。
 メインギターは初期の頃良く使っていたフェンダー・テレキャスター・デラックス(ブラック・・・フロントヒックアップがハンバッキング)。
このギターそのものはたいしてハードロックに適したギターではないのだが、アタッチメントをかませて多彩なフレーズ、音色を聴かせる。6曲目からはトレードマークのメロディ・メーカーを登場させる。カッコイイ"!
 個人的にはパットにはメロディー・メイカーをもっと弾いて欲しいなと思ったけど、このくらいのスキルがあれば道具は選ばないというか、どのギターを使っても、こんな感じを足せるのだと思う。
 ジェフ・ベックなんかもそうだけど自分のスタイル、好みのセッティングがもう決まっているのだろうと・・・。

特別凝った演出なんかなくても、演奏だけで十分楽しめる時代の代表的なライヴ映像だと思う。